強迫性障害は心の病気です|早期の治療でうつ病を防ぐ

不安な気持ちと向き合う

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人は誰でも、仕事や恋愛、将来のことについて不安を抱えています。一般的に不安を感じると家族や友人など身近な人達に相談して不安を解消し、最善の行動が取れるように目標設定などをします。しかし、精神的に不安定になると周りの人に相談しても不安が解消できず、自分で自分を追い込んでしまう場合があります。常に緊張状態で強い不安を感じていると不安障害という病気になる確率が高くなりますが、その中でも強迫性障害は非常に治療が難しい精神疾患です。強迫性障害になると不安や恐怖などが自分の意思とは関係なく浮かんできて、どうにかして不安を抑えこもうとしてもなかなか払拭できなくなります。さらに、不安を解消するために何度も同じことを繰り返すなどの無意味な行動を繰り返し、日常生活を健全に送ることが難しくなります。強迫性障害を発症している人は、自分自身でも無意味な行動をしていると自覚しているので、意に反してそのような行動を取る自分自身が嫌になり、より一層暗い考え方をするようになります。

強迫性障害は、脳内の限られた部位が正常に作動しなくなり、セロトニンやドーパミンなどに代表される神経伝達物質が異常を起こすことが原因で発症すると言われています。また、常にストレスを感じている状態が続いたり、辛い出来事が起こった後で発症する場合や、特別な原因はなく突然強迫性障害の症状が現れる場合もあるので、誰にでも起こりうる病気なのです。特に、几帳面で完璧主義な性格の人は強迫性障害を発症するリスクが高くなるので、自分の性格を分析して病気になりやすいか事前に調べておきましょう。また、強迫性障害はうつ病や統合失調症などの別の精神疾患と合わせて発症している場合もあるので、そのような病気との鑑別も必要になります。血液や髄液の検査と頭部のCT検査などを行ない、異常が発生していないか調べていきますが、多くの人は強迫性障害であるという自覚がないので、検査に行くまでに症状が悪化していることがほとんどです。もしも、身の回りで強迫性障害に罹っている人がいれば周りの人が優しくサポートしてあげましょう。