強迫性障害は心の病気です|早期の治療でうつ病を防ぐ

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仕事や家庭で不安を感じることは頻繁にありますが、不安を常に感じるようになると強迫性障害のような精神疾患を引き起こします。実は最近、うつ病や不安障害のような病気に罹る人の割合が多くなっていて大きな社会問題になっています。怪我や肉体的な病気の場合は、治療するまでの期間がある程度決まっていて、病状の回復も目に見えてわかるので治療に対して前向きになれます。ところが、強迫性障害は治療期間が明確ではなく、自分が改善に向かっていると実感するまでに長い時間がかかってしまいます。そうなると、完治という目標にたどり着くまでに心が折れてしまい、病気の治療をネガティブにとらえるようになるので、より病気の改善は遠くなってしまいます。この強迫性障害を発症する年代は非常に幅広く、日頃忙しくしている社会人だけではなく、小さな子供から高齢者まで様々な人が発症する恐ろしい病気です。最も多い発症年齢は15歳から40歳までの花盛りの時期で、ほとんどの場合、家族に相談すると責められるかもしれないという恐怖でなかなか病気について打ち明けることができません。

強迫性障害の症状は、手洗いを必要以上に繰り返す、シャワーを朝から晩まで延々と浴びる、家の中をずっと掃除しているなどの衛生面に関するものや、戸締まりやガスの元栓の確認を何度も行なうなどの症状があります。また、部屋の出入りや椅子に座ったり立ったりといった動作を儀式的に行なうといった行動も見られ、本人が止めたいと思っていても自分だけではなかなか行為を止めることができません。そのため、強迫性障害の患者は周りの人が支えてあげるべきです。普段一緒に生活していると、家族の小さな異変に気づくはずです。お風呂の時間や手を洗う時間がいつも以上に長引いていたり、戸締まりを執拗に気にしたりなど普段とは違う行動をするようになったら、本人と相談しながらすぐに専門機関へ受診するように勧めましょう。強迫性障害は症状が進行すると自分だけではなく家族も巻き添えにする場合が多く、自分が行なう強迫行動を監視するように迫ったり、自分の代わりに強迫行動をするように依頼することがあるので、悪化する前に医師と相談して適切な治療方法を考えていきましょう。