強迫性障害は心の病気です|早期の治療でうつ病を防ぐ

再発させない工夫

下を向く女の人

強迫性障害のような心の病気は、一度治療で良くなっても再発する可能性があります。そもそも長い時間をかけながら徐々に心の不安を取り除いていっても、患者本人の考え方や行動は幼少期の頃に根付いているので、それを根本から変えていくことは至難の技です。そのため、強迫性障害やうつ病、パニック障害などは治療が難しく、仮に寛解や回復まで辿り着けてもしばらくするといつの間にか同じ症状を発症しているのです。また、強迫性障害は強迫観念や強迫行為によって、日常生活に支障をきたすことがきっかけで治療を開始する場合がほとんどで、治療の段階で日常生活を普通に送れるようになると治療をやめてしまう人がたくさんいます。自分の勝手な判断で薬を飲まなくなったり、病院に行かないなど中途半端な状態で強迫性障害の治療をやめてしまうと、治療前よりもさらに症状が悪化してしまいます。しかし、医師の診察のもとで治療を行なっていても、患者の思考や行動を完全に把握することは難しいので、医師自身もどの段階で治療を終了させるべきか判断が非常に難しいです。そのため、患者本人も治療後に病気が再発しないように意識して生活をするべきです。

強迫性障害の再発予防策は、治療後に残っている症状をチェックすることです。治療を継続していって、強迫性障害の症状がある程度緩和したと感じても、ほとんどの場合症状の一部はまだ体の中に残っているものです。強迫観念や強迫行為などの症状が一つでも残っていると、治療後に再発する可能性が格段に高くなり、少しのストレスや不安が原因でより重たい症状になる場合もあります。そのため、自分自身を客観的に見たり、医師と相談しながら体に染み付いている強迫観念を追い出しましょう。再発防止のためには、強迫性障害を患っている時に感じた悪循環や辛さを思い出す、万が一強迫観念が湧き出てきても冷静に対処する、症状が出たと自覚したら薬を飲んで不安が治まるのを待つなどの対処方法を行ないましょう。