強迫性障害は心の病気です|早期の治療でうつ病を防ぐ

病気になりやすい性格

先生と看護師

人によって性格は様々ですが、楽観的な人と完璧主義な人では精神疾患にかかる割合が大きく違ってきます。基本的に楽観的な性格の人は物事をポジティブに捉えることに長けていて、不安なことや悩みがあっても自分にあったリフレッシュ方法で払拭してしまいます。ところが完璧主義な人は確固たる信念を心の中にもっているので、融通がきかずに上手にリフレッシュすることができません。そのため、不安や悩みを心に溜めこんでいって結果的に自分一人では抱えきれずに、突然精神的な負担が爆発して精神疾患を発症します。完璧主義な人がかかりやすい病気が強迫性障害ですが、常に完璧を求めるために確認行動や正確性を高めるための無意味な動作を何度も繰り返してしまうのです。また、心配症な人や自己評価の小さい人も強迫性障害を発症するリスクが高くなっています。このような性格は誰でも少しは持っているものですが、些細なきっかけと性格が複雑に結びつき、完治の難しい強迫性障害へと繋がっていきます。

強迫性障害は大きく分けて、自己完結型と巻き込み型の2つのタイプがあります。自己完結型の強迫性障害は、基本的にすべての不安を自分の中に抱え込み、自分だけで確認や手を何度も洗うなどの強迫行為を行ないます。巻き込み型の場合は、自分一人では抱えきれない不安を第三者にぶつけて、不安の解消に手を貸してくれる人を探します。実は強迫性障害の患者の中で最も周囲にかかる負担が大きいタイプが巻き込み型です。巻き込み型は家族や友人などに自分と同じ強迫行為を強要し、一時的な安心を求めます。ところが一時的に症状が緩和したとしても、次はさらに大きな不安が押し寄せて強迫行為の強要はどんどん悪化していきます。それでも、巻き込み型の強迫性障害は周囲が異変に気づきやすいのですぐに治療を受けさせることができます。しかし、自己完結型の場合は不安を上手く隠しながら生活しているので病気の進行に気付きにくく、誰にも理解されないまま心が疲弊していきます。